カルカッシ・Op.59-No.1の解説
GUITAR ETUDE LESSON カルカッシ・エチュード第1番~貴族の散歩と音楽の粋(エスプリ)~ どの作曲家にとっても、エチュード(練習曲)集における「第1番」というのは特別な意味を持ちます。作曲家がかなり力を入れ、その曲集のエッセンスを凝縮して詰め込むのがこの「第1番」だからです。 マッテオ・カルカッシの『作品59』も例外ではありません。 このエチュード集は、カルカッシの晩年に作成された […]
GUITAR ETUDE LESSON カルカッシ・エチュード第1番~貴族の散歩と音楽の粋(エスプリ)~ どの作曲家にとっても、エチュード(練習曲)集における「第1番」というのは特別な意味を持ちます。作曲家がかなり力を入れ、その曲集のエッセンスを凝縮して詰め込むのがこの「第1番」だからです。 マッテオ・カルカッシの『作品59』も例外ではありません。 このエチュード集は、カルカッシの晩年に作成された […]
ソル「24の漸進的小品」(Op.44) – 概要と各曲解説 フェルナンド・ソルの《24の漸進的小品》(Op.44)は、1831年にパリで出版されました。原題は「24の小さな漸進的小品」であり、 ギターを始めたばかりの初学者向け練習曲集として位置づけられています。ソル自身も「Op.44とOp.60は初心者のためだが、将来的な高度な練習の基礎を提供する」と述べ、 音楽的・技術的双方でステップアップでき […]
フェルナンド・ソル「作品31」練習曲集の概要と特徴 フェルナンド・ソルの作品31は、1828年にパリで出版された 「24の漸進的レッスン(Leçons progressives)」と題されたギター独奏用の練習曲集です。ソル自身はこれらを「レッスン(Lesson)」と呼び、「入念に運指が付けられた、初心者の生徒たちに献げた漸進的な24のレッスン」と記しています。Op6のエチュードが「難しすぎる」と評 […]
ブローウェル《シンプル・エチュード》第4番「Comodo」テンポはゆっくり過ぎず速過ぎない中庸の速さ。構造は明確な二部形式になっており、前半は親指メロディ+簡単な伴奏、 後半でやや趣向が変わり、最後に冒頭のフレーズに戻って終わる構成になっています。 1. 概要・構造 全曲を通じて調性感は薄めですが、 開放弦を含む和音が効果的に使われており、心地よい響きを味わえるように工夫されています。前半では、右 […]
ブローウェル《シンプル・エチュード》第3番「Rapido(ラピード):快速に」 タイトル通り「速く弾く」ことを目的とした練習曲で、 全音・半音階的なモチーフを高速で反復する構成になっています。 調性の中心ははっきりせず、スケール練習のような要素が盛り込まれ、 最高潮を迎えた後、静かに収束して終わる形式が印象的です。 1. 概要・構造 第3番《Rapido》は、その名の通り快速さがテーマ。同じ音形( […]
レオ・ブローウェル『シンプル・エチュード第2番』~《Coral(コラール)》 本稿では、レオ・ブローウェルの《シンプル・エチュード(Estudios Sencillos)》第2番、《Coral(コラール)》について解説します。 副題が示す通り、コラール(聖歌)風の厳かな雰囲気が印象的な作品です。 1. 概要・構造 この第2番は、荘厳なコラール風の和声進行が特徴です。ゆったりとした4分の4拍子で書か […]
曲の背景 キューバ出身の作曲家・ギタリストであるレオ・ブローウェル(1939年生)は、20曲からなるギター練習曲集《エチュード・シンプル(Estudios Sencillos)》を作曲しました。第1番から第10番までは1973年にまとめられ、続編の第11番~第20番(《新シンプル・エチュード》)は2001年に作曲されています。「エチュード(練習曲)」という名の通り、それぞれの小品が特定のギターテ […]